SeaBream HARUKA blog

NISSAN JOY FRIEND-20EX 鹿児島 錦江湾 船フカセでクロ釣りが主体です

 二枚潮の考察

昨日の釣りでの後半は二枚潮が出て少し工夫をしなければ食ってこなかったので覚え書き。

数キロ岸を離れた海域でも二枚潮は結構ある。
この日(5月4日)も表層流は早く下層は緩く流れる二枚潮だった。

このような潮況を確認するには、たまに撒き餌を海面に撒いて、視認出来る範囲でウキが流れるスピードと撒き餌が沈降しながら流れるスピードの差違をみると良く分かる。

この時は、潮流は適度に走っているのに仕掛けのハリスが天秤に絡み出し、今まで入れ食いだったのが全く食って来なくなった。

そこで海面に撒き餌を撒いて状況を確認すると、撒き餌の流れるスピードとウキが流れるスピードに明らかな差があった。二枚潮になりウキが表層流に乗って仕掛けより先行してしまい、天秤から下のハリスが天秤より潮上になって絡んでしまったと思われる。(ハリス5号4ヒロー約6m)

こういった状況の場合は当然撒き餌と付けエサが同調せず食いも悪くなる。

これを解消するために、棚18mでウキが立った直後に道糸の出を数秒間止め、ハリス(仕掛け)を先行させると同時にカゴから出る撒き餌を6m潮下の付けエサの近所に送ることをイメージして操作し、フカセ釣りの基本である「ウキより仕掛けを先行させる」「撒きエサと仕掛けの同調」を実践するだけでまた入れ食い状態に戻った。