一昨年の12月に船底フル塗装して進水し、昨年の6月に台風避難で上架し・・本年1月に船底の一部を上塗り塗装してやっと降ろした SeaBream HARUKA。
五ヶ月が経過し、そろそろ船底がカキや海藻で汚れて進水時の回転数やスピードが出なくなってきました。未だ200回転落ちくらいなので実用上は支障無いのですが・・・船台の空き具合や台風の発生具合を見据えて上架するタイミングを計らないといけません。
上架(ドック入り)すればまたいろいろな作業が待っています。
先ずは船底塗装
いままで、中国塗料 自己研磨型の【シージェット033】を使っていましたが、航走間隔が長く距離も短いため性能がいまいち発揮出来ないまま船底が汚れ塗膜のの凹凸が増えていました。
台風避難等で川(淡水域)に係船する機会が多い友船は淡水では塗料が融解しない加水分解型では用をなさないためほとんどがこの塗料を使っていますが、私の船は淡水域に係船することは無いので今回は加水分解型を使ってみようと思います。
選んだのは【プラドールZ】 NKMコーティングス株式会社 シリル系ポリマー加水分解型船底塗料
海水の弱アルカリ成分に化学反応を起こして高分子ポリマーが分解していく「加水分解型」です。読んでの通り海水でないと効果がありませんが、停泊中も分解してカキやフジツボやノリ等の海藻が付着するのを防いでくれる予定です。
注意すべき点は「金属部には塗装しないこと!」(電食を起こす)と、塗膜が溶けて性能を発揮するので若干耐久性が落ちることでしょうか。
その前準備に付着したカキや海藻、塗膜の段差などをスクレーパーなどで綺麗に落とし真水で洗う大変な作業が待っていますw(>_<)
あとエンジンオイル交換とギヤオイル確認交換やエンジン周り点検整備は必須です。
余裕(体力と予算のw)があれば生け簀のスカッパー(海水取水排水口)を水位調整パイプが取り付けられるタイプに交換したいのですが・・・どうなりますやら(^^;)