疲れた〜は主として【肉体的な疲れ】と【疲れ感】とに大別できる。
【肉体的疲れ】・・とは読んで字のごとし肉体(この場合内臓をも含む)の疲れ(疲労)
【疲れ感】・・・とは、大脳が疲労した肉体にたいして発する「休め信号」
つまり、「肉体的な疲労-10」と「大脳からの信号-10」によって人は「疲れ=20」を感ずるわけだ。
ややこしいことに、この「信号」は「栄養ドリンク」や「充実感」「達成感」「楽しさ」「うれしさ」「励まし」「仕事後の楽しみ」「やらなければ・・等の強迫観念」などによって、ちょうどマスクをするように隠される(遮蔽される)ことがある。
隠されてしまうと「10」の疲れ信号があるのにマスクされて「3」の信号と感じて「疲れ=17」と疲れが少し回復したように感じてしまうのだ。
だが、肉体疲労の「10」は残ったままだ。
そのうちに「肉体疲労-18」「マスクされた信号-2」で「20」となっても、いつもの疲れと感じてしまう。
ここが問題なのである。
肉体的にはいつもの倍疲労していても感じているのはいつもの疲れ・・・。
これが重なると・・突然の疲労死(過労死)w にもなりかねない。
過多に栄養ドリンクややる気・励まし・精神論などで乗り越えたりは厳禁なのだ。
ではどうすればマスクをも外せるのか?
一番は睡眠!! 疲れたらカラダを休める。
数分間のうたた寝でも良い。そして軽いストレッチ程度の運動でカラダの緊張をほぐす。
過度の運動や長風呂は肉体的疲労を倍加させるだけで意味無しw
そう言う意味では「疲れたからゆっくり温泉で長風呂・・」なんてとんでもない訳だ。
疲れているときこそ適度な温度(38度前後)で軽く体温を上げて、直ぐに床につくことが重要。
ただし、長時間寝ればよい訳ではない。
体内時計を狂わせないためにも朝はいつもの時間に起きる。当然、睡眠時間を長くするためには早く寝なくてはいけない!
それが出来たら苦労しない・・んだけど、頑張ってみようよ(^_^;)
近い将来には「疲れ因子」である「FF」の制御が可能になるとのことだ。それまでは自分で自分を守しかないっしょw
FF:国際的な学会で発表された「疲労の主な原因」と考えられるたんぱく質。
因みに疲労回復効果(FF値を下げる効果)のある食品もわかってきたらしい。
FFを下げる効果がわかっているのが「イミダゾールジペプチド」という成分。とりのむね肉に多く含まれているそうだ。1日50グラム、加熱調理もOKだって。