船を上架して工事開始
前回のドック船底塗装から約1ヶ月・・船底は全く牡蠣など付いていないが、緑色の苔様の海藻が船舷下などに生えている
以前乗っていた船(ヤンマーDE24)でもインナーハルが不調で、本来生簀としても使える船倉(燃料庫)に穴を開けて、このスルーハルキットでスルーハルにしていた
漏水が怖いのでスカッパーはガチガチに接着剤で接着していたけど・・(;´Д`)
船を乗り換えた時に(GP1870-Fと一緒に)スルーハルキットだけは外していたので、作業手順は熟知している
今回は「生簀内」に ヤンマーSRスカッパー を増設して取り付ける
取り付け位置は・・・写真の通り 手前(船首側)排水口の出来るだけ前方横しか考えられないだろう(穴開け器具の関係でこれ以上壁に寄せられない)
振動子前方に”泡や渦”を発生するような突起物があれば表示不良の要因となりうる
躊躇なく穴あけ・・・ (笑)
NISSAN PW600 の船体が重い要因・・船底の厚みがこの通り 約10mm !!(@_@;)
某メーカー艇などは厚さ5mmも無いものもある・・強度が出れば問題ないのだが・・上架時に船体を吊り上げた際の ギシギシ ミシミシ という音は心臓に良くない
穴の周りをペーパー掛けしてFRP地肌を出す
穴の一部にSRスカッパーの突起(回転防止)が入るようにドリルで加工する
シリコンを塗布し、特殊工具(スカッパーの取り付け用具)で締め付ける
周りをシリコンで均し、スルーハルキットに付けた振動子を取り付け船を下ろすまで24時間以上の乾燥時間をとる(ついでに取付部位を含めた船体後部1.5m部位の船底を再塗装しておく)
振動子ケーブルが傷まないよう、ブラブラと遊んで接触不良の要因にならないよう、ビニールホース(外径30mm 内径25mm)に通し、キャビンに通せるように船舷側のケーブルを通す空洞近くまで養生する
船舷側壁際にある 空洞 を通してキャビン内まで、古いクラッチケーブル等を利用して振動子ケーブルを通し、キャビン上部外の GP-1870F まで配線処理して完了だ