SeaBream HARUKA blog

NISSAN JOY FRIEND-20EX 鹿児島 錦江湾 船フカセでクロ釣りが主体です

原点回帰 水平ウキ を極めるのだ

2023年1月17日 若潮 満潮14時 天候:薄曇り→小雨→晴れ 海況:凪 表面水温:計測せず

年が明け・・・第40回いぶすき菜の花マラソン大会 も無事終了し、さて・・と思うも時化続きやら寒いやらで重い腰が上がりませんでした

いつものように・・用具(小物)を買い出しにいき、自分ながらにテンションを上げつつ凪を狙って初釣りへ  今シーズンは 小粒どんぐりウキ から 原点(近くに)戻って 水平ウキ を極めてみようと思います

全層水平ウキ Kzバランサー は在庫なし(;´Д`)

原点回帰・・・私の磯フカセ釣りの原点のウキは「ななめウキ」です
「釣研」創設者の 田中釣心師 から「使ってみてください!」と渡されたのがきっかけ

当時は未だ「連玉ウキ」「棒(茅)ウキ」全盛の時代に最先端の小粒でラインが斜めに通るウキを使って釣果を倍増させ、その理論にも傾倒しました
残念ながら二三回使って磯に当てたりすると表面の塗装がすぐ剥がれ、そこから海水が浸透し比重が変わってしまうのが欠点でした 当時は当然ながら全て手作りで頑強な塗装技術も確立されていなかったのです

船フカセの場合、潮が淀んでいる場所を釣ることは稀です
速い潮を攻略できなければ釣果は望めませんが、昨今の魚(クロ(クチブトめじな))は太仕掛けでドカンとオモリを打って潮にのせても食いが極端に悪いのが現状です

ならばどうするか・・・単純に仕掛け全体を潮に入り込ませ、浮き上がりを防ぐ手立てを施せば良いと思っています

ハリスにジンタンオモリを多段打ちするのも手でしょうが、上手くやらないと仕掛けが 縦 に立ってしまい食いが悪くなるので加減が非常に難しい

そんな速い潮でも、そこまで速い潮じゃない場合でもなんとかして潮に入れ込みたい
ならば・・・浮力(抵抗)が一番あるウキそのものを沈めて、潮流を受けるようにしてやれば一石二鳥です

小粒ドングリウキでも可能ではあります・・・が、仕掛けを入れようとガン玉を打つと仕掛けが 縦 になってしまいます 活性が高いときは問題ないのですが、冬季 極寒期の 寒グレ狙いの場合、例えば G6 の口オモリ一個で食い込まなくなる場合もよくあります

ハリスもハリも違和感なく撒き餌と同調させたい場合はどうするか??

その答えは 最新の【全層水平ウキ】ではないかと考え、今シーズンはその答えを見つけられるよう試行錯誤してみます  水平ウキでなおかつウキそのものを沈められる・・・
kizakura 【全層水平ウキ】 と 【Kzバランサー】 が答えを出してくれるかも知れません

いつもの時間・・10時出港 上げ潮狙いで湾口へ
釣り開始は11時・・・上げ潮がゆっくり動いているが風は北風
アンカー潮確定だ (-_-;)
ロープを船側に固定して可能な限り船に角度をつける
アンカリングが意外に上手くいき、沈み瀬の際に仕掛けが入る

数投・・・付け餌がついたままだ
「仕掛けが浮いてる」 ここでKzバランサーが有れば貼り付けてウキを潜り込ませたいのだが・・・。地元の店舗には「全層水平ウキ」しか置いてなかったので試せない (-_-;)

仕方なく・・・まずは口オモリとして ハリの20cmほど上にG6ガン玉を追加
なんとなく仕掛け全体が馴染んでいく・・・と思った瞬間に道糸が走り クロ(クチブトめじな)35cm

いつもならこれで連チャン・・・なのだが船が風で振られて思うポイントに入らず、そのまま潮が緩んで止まり始める

12時前・・・上潮は止まったが底潮はほんのすこし動いているようだ
良いポイントに入って入るが付け餌付いたまんま (;´Д`)
ひょっとして仕掛けが立ち始めてるか??     G6 口オモリを外す
そこから2連チャンでイサキ34cm

また食いが止まる・・・今度はどうする??
本来なら Kzバランサー を貼ってウキごと沈めたいがそうも行かずだ
ならば、潮受けゴムの浮力を殺してみよう
潮受けゴムの直下に G5ガン玉 を1個追加する
仕掛けの入るスピードが若干速くなりウキは水面下30cmほどでホバリング
この状況では理想的だ・・・と思った瞬間 超速で道糸が走り 真鯛42cm 次いでイサキ33cm 次のヤツは自船のアンカーロープに巻き付いて自動リリース

で 13時過ぎ・・・完全に潮が止まり 14時前 本日終了

第一回目の【全層水平ウキ】検証・・・・
Kzバランサー必須だと思い知らされた一日であった

食べて美味しいサイズだよ・・・ということで全てお持ち帰り

本日の釣果:クロ(クチブトめじな)35cm 1尾 イサキ 32~34cm 3尾 真鯛42cm 1尾