SeaBream HARUKA blog

NISSAN JOY FRIEND-20EX 鹿児島 錦江湾 船フカセでクロ釣りが主体です

ドック完了 ”直進安定性”が増した!!

前回のドックから10ヶ月・・・
船底はそれなりに汚れ(主としてフジツボ)てはいたが、経過日数を考えたらそんなものだろう

来年1~2月初旬には上げる予定だったのでちと早いが時期に問題はない
壊れて要交換な「ペラ」が高価だということを除けば在庫は充分に有るようだし無問題だ

予算を捻り出すのが一番の問題点だった
ま・・・それはいつものことじゃが w(´;ω;`)

今回の楽しみは「船底塗料」の防汚効果を高めるという添加剤を混ぜることと「ハイドロスタビライザー」の取り付けだ

船底塗料添加剤「硫黄粉末」

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船底塗料添加剤(防汚効果を高めるという触れ込みだ)

いつもの「石川ペイント ニューシーロン5000 4kg」1缶に添加剤である「硫黄粉末500g」を、電動ドリルに付けた撹拌羽根で・・これでもか!・・と撹拌する

もともと少し粘度がある塗料(ニューシーロン5000」の粘度が更に上がる
塗ってみると・・・粘度のせいか垂れ落ちが少なく意外と塗りやすいが、いやでも少し厚塗りになる
重要部分は2回塗り重ね・・・DE24程度の大きさの船底塗装なら4kg + 添加剤500gで十分だ

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40馬力 以下用 ハイドロスタビライザー

「ハイドロスタビライザー」取り付け

アウトドライブへの取り付けは見たことがないのだが・・・
ましてや20馬力そこそこの古いディーゼルエンジンの漁船タイプに取り付けて効果はいかに??

ヤッてみるしか分からん・・・当に 通らばリーチ! な気分で w(汗)

作業を開始すると・・・ドライブをチルトアップ(手動だけど)した際に、スタビライザーが船体と干渉して固定が出来ない事が判明 ww

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年季が入った船 切った張った はお手のもの w

ならば・・・船体を削るしかあるまい! w^^;

幸い、干渉する部位は海面から高く持ち上がった「出トモ」の端っこなので、多少穴が開いても実用上問題はあるまい ^^;

航走してみてヤバそうなら内側を箱状に加工して塞ごう

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干渉するなら速攻で削り倒すのだ w^^; 揚げたら格好良いではないか

あとは通常のドック作業を・・

ドライブオイル・エンジンオイル・オイルエレメント交換
ドライブ防蝕亜鉛交換・ドライブ下部の常時水面下部分の塗装(アウトドライブ防汚塗料 MPX(トライラックス33) + ペラクリン)・グリスアップ
メイン・サブバッテリー充電・釣り用ディープサイクルバッテリー充電
各部位点検 他

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綺麗じゃ・・・が、海上係留だと一年で見るも無残な姿になる

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ドック終了 母港へ

全てが完了したのは金曜日午後・・
土曜日は風が強く断念し、今朝(8日日曜日)船を降ろした

午後から風が収まってきたので”試走” \(^o^)/

◇ 最高速 2,200rpm 30km/h
20馬力ほどの和船(漁船タイプ)なので、元より最高速の向上は期待していない
・・が、船底塗装直後ということもあってスムーズに回転が上がり 2,200rpm 30km/h を記録
ハイドロスタビライザー取り付け前と殆ど変わらないようだ

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ペラ後方の水流が綺麗に盛り上がっている この船では初めて見たかもw

◇ 一番期待した直進安定性
なんと言ってもこれが素晴らしい!
港内で低速時(1500rpm)はしっかり前方を見てステアリングにしがみついていないと、右左へ蛇行していた船が、手放しでもほぼ真っすぐに走る!!

巡航での航走時も ちょい と手を添えているだけで真っ直ぐに走ってくれる!

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5本の垂直フィンと本体の微妙なカーブがいかにも効きそうな・・

ハイドロスタビライザー本体の形状と下部の垂直フィンが、前方からの水流をきれいにペラ後方に流し、ディフューザー的な性能を発揮して”直進安定性”が増したものと思われる

フジツボなどで船底が汚れてきた時にどういう”水流”が立つか・・・要検証である

・・・ついでに バーチカルエギング w

水深30m~35mライン 異常皆無
水深15m~25ライン 異常皆無
水深 8m~15ライン フグと思われる魚の反応のみ

アオリイカは本日も異常無しであった 号泣(T_T)