SeaBream HARUKA blog

NISSAN JOY FRIEND-20EX 鹿児島 錦江湾 船フカセでクロ釣りが主体です

 船底塗料

良い天気に恵まれ無事にドック作業を終了しました。


一部はみ出しているのは失敗で(^^;)

今まで塗装していた船底塗料は【中国塗料 シージェット033 自己研磨型船底塗料】

水和分解により係留している時も防汚成分が染み出し、その後スカスカになった塗膜が航走時の水流で削れる「自己消耗(研磨)型」です。
この塗料も稼働率が少なく係留期間が長い場合は静置防汚性の優れた性能を発揮する塗料なのですが、今回は海水の弱アルカリ成分に化学反応を起こして高分子ポリマーが分解していく「加水分解型」を使ってみることにしました。

加水分解型は分子レベルでの塗膜の溶解が起こるために塗膜表面が凸凹になりにくく、いつまでもツルツルの塗膜が水に接するため抵抗になりにくいと説明に有ります。ただし、完全に溶けきって塗膜が無くなる可能性も有るようです。

シージェットの場合、塗装初期段階の防汚性能は非常に良いと思いますが、係留期間が長く、且つ航走距離が短い場合、いったん塗膜上に貝・藻・藤壺類が付着し始めると急激に性能が落ちる様な気がします。

加水分解型では、海水に浸かっていさえすれば塗膜(防汚成分)が溶け、貝・藻・藤壺類の付着そのものを防止してくれる予定なので、HARUKAの環境には適しているのではないかと思い試験してみようと思いました。

選択した塗料は【プラドールZ】 NKMコーティングス株式会社 シリル系ポリマー加水分解型船底塗料

24フィート艇1回塗りの場合4Kg缶1缶で充分とのことでした。
缶を開けてみると内容量が四分の三ほどしか入ってなく・・・足りるかな?・・・と思いましたが、購入した店舗の”おまけ”として付属していたローラー・塗装缶・筆・軍手を使い船底後部全面と最底部の二回塗りが可能でした。

最後にドライブ周りの停泊時(ドライブを上げた状態の時)海水に浸かる部分だけに「ペラクリン」防汚剤のみを塗装して完了です。
ラクリン・・・本当はプロペラ用防汚システムですので下地処理剤後防汚剤を塗装するのですが、ペラには塗らずドライブ本体のみに使用しています。
高価ですので防汚剤のみ購入出来れば良いのですが・・・(^^;) ちなみにペラクリン防汚剤50gでドライブ下部を4〜5回塗装可能です。(密封して冷蔵庫の野菜室に保管しています)


次回、ドライブ本体の塗装やり替えを予定してます

明日、月曜日早朝に船を降ろします。

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