SeaBream HARUKA blog

NISSAN JOY FRIEND-20EX 鹿児島 錦江湾 船フカセでクロ釣りが主体です

昨日(2008/10/05)のNHKスペシャル「病の起源 第三集 腰痛」は仕事柄すごく参考になった。
私の仕事では通説となっている、ストレスとカラダのひずみにも言及していました。

腰痛についての様々な検証もさることながら、専門医の話として「はっきりした原因がわかっている腰痛は全体の15%でしかなく、その他85%は不明である!」そして、「検証を進めるうちに、精神的ストレスが、その要因として大きくクローズアップされてきた」としていた。

検証では、腰椎にかかる力を精密に計測可能な状態にして、荷物を左右に振り分ける単純作業と、その作業に少しだけ理解力が必要にした状態との椎骨周囲(起立筋)に加わる力を測定していた。その結果、同じ内容の作業なのに、ただ振り分けるのと少しだけ理解してから行う作業とでは明らかに加わる力の変化がみられた。結果、同一の作業に少し精神的ストレスをかけただけで、起立筋にかかる数値は70Kgも違っていた。

精神的ストレスがかかる、かからないで70Kgもの差が出るとは驚きでした!

起立筋(等の筋肉)への負荷は、それが均等にかかると言うことは考えられません。どちらかの起立筋などにだけ負荷がかかった場合、カラダのバランスが壊れ、そのアンバランスが骨格を引っ張り、結果的に骨格にゆがみを生じて「カラダのゆがみ」として現れます。骨格のゆがみは、ゆがみの支点に強い緊張を生みます。それがピークを越えると「一部骨格のズレ」を生じて「ヘルニア」などの障害を発生させやすくなるでしょう。筋肉的に強い緊張が出ている箇所は「痛み(筋肉痛や凝り」として発現すると思います。

ストレス(食事の好き嫌い、時間の不規則、運動の過不足などなど、勿論仕事などの精神的なものも含めて、さまざまな要因があると思いますが)に晒されている現代人にとっては避けては通れないものなのでしょう。

番組では、これらを心療内科医とのコラボによって、心の有り様を変えることによって緊張を軽減し、結果的に腰痛などの障害を取り除く試みがなされていると結んでいました。

では、このことを仕事としてどう取り組めばよいのかです。

均整法では、当初からストレスとカラダのゆがみは密接な関連があるとされています。
均整法には色々な調整法がありますが、わたしは特に不定愁訴(肩こり・めまいなど漠然とした不調を訴えるが、その原因が特定できないもの)の顧客に対して、先ず「ツボ」(奇穴・募穴)や腹部(内臓調整)などで神経的(自律神経・交感神経系)な緊張を外しリラックスさせてから、筋肉的なアンバランスを外す調整をします。ここで重要と思う点は、出来る範囲で「痛み・怖さ」など、よりストレスを増す操作は厳禁という点です。せっかく神経的・精神的なストレスを除こうとしているのに、調整過程で痛みというストレスを与えてしまってはなんにもならないと思うからです。

勿論、調整後楽になったとしても、日々の生活の中でまたストレスを受けて元に戻ってしまうことも少なくありません。いたちごっこと言われればその通りかも知れませんが、ご自身でも「心もありよう」を変えて、リラックス出来る環境(軽いジョギングやウオーキング、軽いストレッチなどでカラダをほぐし頭を空っぽにするなど)を探っていただくのも重要と思います。(仕事関連のブログ内容と同一なのですが、皆さんも仕事柄お悩みの方が多いと思い、敢えて転載しました)